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「材料・リサイクル論」 集中講義 しゅうちゅうこうぎ       9月 3,4,5日 (2015) 


3年生が、Recycle, Rebuild の工場見学に行く   3ねんせいが こうじょうけんがく


9月になって、雨が多いせいか 涼しくなりました。
夏休みの3年向けの集中講義(校外活動)です。

 人数が多いので、マイクロバスで移動です。(旅行ではありません
バス旅行かな?


名古屋市内の 家庭電化製品の解体・リサイクル工場(グリーンサイクル(株))に来ました。

市内にあるため、工場自体は、7階建てのビルの中です。
会議室で説明を受ける


建物はそれぞれの2階部分が吹き抜けで、1階 3階 5階が作業空間です。


5階は、テレビの解体作業場です。まだ、ブラウン管も来るとのことです。6階からの撮影。
下の階は 工場


冷房・除塵の効いた作業場では、1台ずつ丁寧に分解が進みます。


 パソコンの解体ブロックは、データの扱いがあって出入りのセキュリティが厳しくなっています。
再利用の部品もあるとのこと。
パソコン解体は別のブロックで


3階では冷蔵庫です。フロンガスを抜いた後、きれいなプラスチック部品は先に外して、残りは丸ごと粉砕機にかけられます。

 フロンの管理は厳しいとのこと。漏れたら大変!
3階では冷蔵庫の処理


粉砕の様子は、モニターで、監視しています。大きさで粉砕時間を調整しているとのこと。

 粉砕機の回転ハンマーの原寸模型の上で 説明を聞きます。
冷蔵庫の粉砕機の大きさ

プラスチックの選別方法
プラスチックは 1 cmほどに粉砕して、比重で選別します (水に浮く・沈む)。 


搬入口です。隣にも広い保管場所があるそうで、随時運んできます。






見学を終わって、玄関で。  ケース内のモニュメントも廃アルミで作られた物。
    
受け入れ口

出席を「撮り」ました

        

午後には
午後には、半田市まで移動しました。


 机の上には、無線のイヤホーンが置いてあります。今度は広い工場です。

家電もあるが、主にクルマ
豊田メタル(株)では、トヨタ系列のクルマの解体技術の研究をする一方、月1万台でシュレッダー処理もしているとのこと。




解体業者で塊にされたクルマを投入する。

スクラップの投入

鉄のかけらに
シュレッダーから出て来た 欠片(熱い)!

磁石に付いた物が流れてきますが、混ざった不純物は人力で取り除きます。

屋外に排出
ベルトコンベアの行き着く先は・・・

磁石に付かなかった
磁石に付かなかった物は、風や渦電流の反発などで分類。


ゴムパッキン類に混ざった有用な物を 人力で最後の分別。ASRリサイクルプラントに運ばれる。

磁石に付かなかった U
別棟のASRリサイクルプラントに来ました。(ASR = Automobile Shredder Residue,  dust と言わない)

 さらに細かく粉砕されて、樹脂・金属・ガラスなどに分類されていく。(プラントの中なので、見えません)
燃える物は電気炉などの助燃剤などに転用。

銅とガラスが残る
ガラスが一番 転用先がないとのこと。  「合わせガラス」になっているので、樹脂の分離が出来ないらしい。

試飲を・・・
エアバックは、別のところで、処理している。(通電爆破したり、高温にして無力化)
月間 1.5万個。


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