Super FJ ニューマシン、シェイクダウン
2009年11月28日、実習用に購入した 2台目のニューマシン(スーパーFJ)のシェイクダウン(shakedown:試運転)を鈴鹿サーキットで行い、これが MSE学科一期生の事実上のデビューとなりました。
この日は鈴鹿サーキットのフルコースでのスポーツ走行(いわゆるテスト走行)の実施日にあたり、直前までセッティングを確認、ピット作業の練習などを繰り返して当日の走行に臨みました。
午前7時前、取りあえずマシンをピットから搬出。
フルコースなので、ピットもあのF-1と同じメインピットを使っての作業となる。
いつもの実習室の雰囲気とは異なり、学生たちも真剣に自ら身体を動かしていた。
ドライバーが乗り込み、シート・ベルトを装着。
いよいよコースイン。
テスト走行中。
ドライバーはNAC卒業生の花岡君。
ピットインを頻繁に行い、タイヤをはじめとする各部のチェックを行う。
データ・ロガーを使用して走行中のデータを収集する。
収集したデータを分析、セッティングに生かす。
走行データを元に各部のセッティングを行う。(リアサスペンションのセッティング)
MSE一期生による 2台目Super FJマシンのシェークダウンをご紹介しました。MSE学科としては、ようやく始まったというところです。これから、今回のようなサーキットでの実践経験を踏みながら、そこに至る過程や結果の分析、反省、次への課題を繰り返し学んでいくことになります。そうした中から、学生たちが自らの意思と想像力で、レーシング・メカニックやエンジニアとしての技術力はもとより、NACの学生としての人間力と誇りを養っていってくれることを強く願っています。もちろん、我々教員一同、勉学の場を提供しつつ適切な指導を行っていきます。