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レースに先駆けS-FJのトランスミッションをオーバホールした

 2015年4月24日、2015 S-FJ Rd.4 へ参戦するマシンの整備を行う。モータースポーツ演習IVの授業で S-FJマシン(WEST 07J)のトランスミッションをオーバーホールした。 レーシングカーのトランスミッションは酷使されるので痛みも激しい。ドライバーが安心してレースに参戦できるよう、メカニックは全てのパーツを完璧に維持する。

 写真は専用ジグを使って各ギヤを組み付けているところ。理屈は分かっていても実際に組み付けるには様々なノウハウがある。ベテランの牧野先生、鈴木先生から手ほどきを受ける。皆の表情は真剣だ。

染色浸透探傷検査、通称「レッド・チェック」(商品名?)の説明。部品のき裂を発見する手法で、比較的安価にチェックできるので現場でもよく使う。

レッド・チェックを行ったら「セレクトフィンガー」と呼ばれる部品にき裂が発見された(写真の赤い線部分)。この部品はもちろん交換する。

各ギヤ、シフトフォークなどの位置決めを簡単に行うため、専用のジグを使用する。

順に部品を組み付けていく。

ジグを使って各ギヤを組み上げた状態。この後、トランスミッション・ケースにギヤ・アッセンブリを組み込む。

 ・浸透探傷検査 について(ウィキペディア)