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集中講義で工場見学に しゅうちゅうこうぎで こうじょうけんがく     9月 1, 2日 (2016)


リサイクルやリビルトの現場 「ざいりょうリサイクル」のこうぎ  2 日目


2日目です。早朝から訪ねて行ったのは、エフピコさん。

プラスチックの再利用のお勉強です。


回収されてきたPETボトルの山の前で。
玄関先まで回収物の山


2階の会議室で、新矢マネージャーから全体説明を聞く。

プラスチックトレーの生産が始まり、納入したトラックの帰りが空荷なのを利用して、回収してくることになった。
概略の説明

法律の制定
リサイクルではなくて、もっと広く、循環型と言う。 


PETボトルの再利用が、食品安全面の心配から、立ち後れていた。

ここでは、水・アルカリ洗浄後、真空脱離をやって、食品容器の安全レベルに適合させている。
PETの再利用の遅れ


図右手の新工場を併設して、パイプラインで材料を搬送、ここで、透明容器として再利用する。

容器のフィルムは、3枚構造で、中央層の再利用PETを 上下新品PET層で挟む という 気の使いよう。
新工場が完成


工場内は、撮影禁止。
 でも、わかりやすい画像がある。
    是非、一見を!
紹介ビデオリンク


午後に来たのは
昼ご飯の後で、訪れたのは豊田メタルの半田の工場。

自動車材料のリサイクルを行っている。

広い構内を行く
海岸端の広大な埋め立て地に作られた、処理工場だ。

向こうに見えるのは、自動車のスクラップ。併設された、自動車リサイクル研究所からは、トヨタの開発中の車も つぶされて出てくるという。

シュレッダーへ投入
左手の、ホッパー投入口に、プレスされた車を投入する、大型クレーン。

シュレッダーのハンマー部
シュレッダーの心臓部の ハンマーが半月ですり減って左のように、ちびてしまうと説明して下さる内藤主任。

鉄分が主
破砕されたスクラップから、鉄・アルミ・銅を選り分ける。

ここを流れるのは、磁石にくっついた、主に鉄部品。目視で不純物を取り除く。(つぶされたばかりで、熱くなっている) 

行き先
ベルトの行き着く先は、屋外。
電磁石のついたユンボでトラックに積み込む。

非鉄部分
磁石につかなかった部分。
銅やら、アルミやら。

これまた、目視でおおかた分別。

ダスト部分
細かい部品は、風で吹き飛ばされて、こちらに送られる。

真っ黒なゴミ(ダスト)だとして、以前は埋め立て用に回していたのだが・・・


今では、ASRと名前を変えて、さらにもう一度分別される。

このためのリサイクルプラントを見学。

金と時間をかけて、分別を繰り返すことで、純度が上がり、再利用がしやすくなる。
ASR

粗分離装置
細かく裁断し直して、選別をする、大きなプラント。
写真は、上の図で黄色部分の粗分別プラント。

短く切れた銅線
ワイヤーハーネスに使われている銅が、砂粒のような大きさになって、ホースから出てくる。

樹脂部分
断熱材などの繊維・樹脂は、プレスの切れ端の鉄で包んで、電気炉に投入。
燃料の代わりになるという。徹底的にリサイクル。




丁寧な説明、お世話になりました。



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